「20年で感じる“俳優が求められる事“の変化」 DDstudio

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「20年で感じる“俳優が求められる事“の変化」

みなさん、こんにちは。そして、お久しぶりです。 コラム、再び。です。 時間のあるときに、過去のコラムもぜひ振り返ってみてくださいね。

私たちはこの20年間、ただ芝居のレッスンをするだけではなく、俳優として現場に立つ人たちを支えたり、一緒に方向性を考えたり(コンサルティング)、そして「自分をどう見せたいか」を自分で形にする“セルフプロデュース“のサポートまで行ってきました。その中で強く感じるのは、俳優に求められる力が、この20年で大きく変わってきたということです。

 

まず、一番わかりやすく変わったのが演技の技術です。 昔に比べて演技レッスンが身近になり、各事務所が自主的にレッスンの場を整えるようになったことで、基礎からしっかり学べる環境が整いました。そのおかげで、俳優みんなの底力が上がり、「レッスンを受けているかどうか」で差がつく時代ではなくなってきています。

 

そして、社会性の大切さもぐっと増しています。 以前は「尖っている個性」や「他とは違うこと」が評価されることも多かったのですが、今はそれだけではむずかしい時代です。むしろ「問題を起こしそうな人」は使われにくい。ですが、「問題を起こさないだけ」では埋もれてしまうこともあります。 現場では、礼儀やコミュニケーション、周りとの関わり方まで含めて「社会性そのもの」が魅力になる時代になりました。チームの中で一緒に働きやすく、良い影響を与えられる人が、自然と評価されるようになってきています。

 

そして最後に、これらをすべてまとめて必要になってくるのがセルフプロデュース力です。 ここでいうセルフプロデュースとは、「良い子に見られたいだけ」や「形だけを取り繕うこと」ではありません。 自分の演技力と社会性をしっかり持ちながら、自分の個性や強みをどう見せるか、自分で考え、行動していくこと。現場や人の中で、どう自分を立たせ、一歩前に出るか——その総合力のことです。

 

この力を育てていくことは簡単ではありませんが、今日から意識することで確実に変わっていきます。演技のレッスンを受けるだけでなく、周りとの接し方を考えたり、自分の強みについて話してみたり、小さなことでも自分を表現する機会を持ってみてください。過去のコラムもあわせてご覧いただくと、この20年でどんな風に変わってきたか、よりはっきりと見えると思います。ぜひチェックしてみてくださいね。