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【「演じる」より「感じる」を大事にしよう】

お芝居をする時、演じることを頑張っちゃう人がいっぱいいます。

「お芝居をするのに演じることを頑張るのは当たり前じゃないの?」と疑問に思ったかもしれません。

もちろん頑張ってくれるのは嬉しいです。でも頑張り所が違うんです。

 

お芝居が「芸術」である以上、最終的には「表現」というものに行きつきます。

でも、これからお芝居を始めたい、まだお芝居を始めて間もない人は、この「表現」をいったん封印してみてください。

なぜかというとお芝居を始めたての人は、表現しようと頑張ります。そしてお芝居の大部分が「感情」を扱うからです。

 

つまりどういうことかというと、

演じることを頑張ろうとして「感情を表現しようと頑張る」という状態になりやすいのです。

 

例えば、自分の役が怒っているシーンで感情を表現しようと頑張ろうとする。

そうすると、「怒っていることを頑張っている人」にしかならないのです。

 

怒っていることを頑張るって、ちょっと意味が分からないじゃないですか。

お芝居的に言うと、これは説明芝居と呼ばれるものになってしまっているのです。

怒っているということを説明してしまっている、というものですね。

もう一つ、日常での例題を出してみましょう。

 

あなたは「噓泣き」をしている人を見てどう思いますか?

 

おそらくきっと良い気分にはならないと思います。

なぜなら、嘘泣きしている人は「私(俺)、とっても悲しんでるんです、可哀想なんです、だから気にかけてください」を表現している状態だから。

感情は「表現」ではなく「表出」するものなのです。

 

じゃあ、どうすればいいのか。

 

「感じて」みてください。

相手役から言われたセリフに対してどう感じたか、自分が言ったセリフに相手役がどう感じていそうか。それを見てどう感じたか。

その世界にただ存在して、その世界を感じる。

「感じる」を大事にしてみてくださいね。