『うまい人より楽しそうな人になろう』
皆さんは映画、ドラマ、舞台を観ていて
「この役者さん芝居うまいなぁ〜」
と思う事はありますか?
恐らく大勢の方が「あります!」とお答えになると思います。
まず「うまい!」と思えるその感覚はとても素晴らしい事です。
俳優は何事にも“感動“できなくなったらお終いです。
(ここで言う感動は「泣ける〜」の意味も含みますし、
その他あなたの“感情が動いた“という状態を意味します)
あなたの心が動いたからこそ「うまい!」という思考に至った。
感動ができているのはとても良い事です。
そんな感動できる感性を持った俳優はきっとこう考えるでしょう。
「うまい芝居が出来る俳優になりたい!」
「芝居を上手にならなきゃ!」
素晴らしい気づきです。
数十年前まで
「芝居はセンスだ!」
「芝居は持って生まれた才で決まる! 努力でどうにか出来るものではない!」
と本気で言われていました。
レッスンが広がった現代では信じられないですよね。
だからこそ「うまい俳優」を目指す事は決して悪ではありません。
ですが、俳優は“作品の役に立つ“ことが至上命題です。
そこにうまい芝居が乗ってくれると尚良しですが、
うまい芝居だけを目指している俳優は意識の矢印が自分だけに向いてしまっている事が多く、
結果うまい芝居に見えない、挙句作品の役に立てていない、という事がよくあります。
だからこそ“うまい人より楽しそうな人“を目指して欲しいです。
レッスン中においても、現場においても、オーディションにおいても、
自分を上手く見せようとする人よりも、
その場を楽しんでいる方は確実に魅力的に見えます。
我々はレッスンを提供する事が主ですが、
レッスンも楽しく、真面目にはしゃいでいる方はお芝居の成長が格段に早いですし、
その人自身もとても魅力的に見えます。
これは現場やオーディションなどの選び手が存在する場で
お芝居を披露する時も同じではないでしょうか?
今一度、お芝居をしている自分が
他人から見て魅力的に見えているか、
楽しそうにしているか?
を見つめてもらえると嬉しいです。